アメリカ南部アトランタの黒人大学を舞台にした、スパイク・リー監督の学園コメディ。
"Wake up!"
スパイク・リー監督らしいユニークな80's学園コメディ。オール・ブラック・キャスト、ファッション、音楽、ダンスと、ブラック・パワーが爆発している。恐らく、米国黒人社会内の学歴・肌の色・思想の違いがテーマなのだと思うが、現在の自分の知識では理解しきれていない。
スパイク・リー監督自ら扮する冴えない学生が、"ガンマーズ"という人気学生団体に入部し、童貞を卒業する話。
ぶっ飛んだ学生ノリに面食らった。
♂️"ガンマーズ" ガンマ・ファイ・ガンマ！
♀️"ガンマ・レディース" ミャ〜オ
なんやこれ！？！？笑
印象的なエピソードが2つ。
・黒人の大学生たちが、地元の黒人集団に絡まれ、"お前たちみたいな大学卒のよそ者に仕事を奪われる。お前たちは黒人か？白人志望のホワイトニガーだろ。"と罵倒される。
・"俺は家族で初めての大学生だから、家族の期待を裏切れない。"と、一人の学生が沁み沁みと語る。
本作の最後の台詞"Wake up!"が、次作『ドゥ・ザ・ライト・シング』の最初の台詞"Wake up! Wake up! Up you wake!"に綺麗に繋がりそう。
政治・社会活動家グループのボス役にローレンス・フィッシュバーン。"ガンマーズ"のボス役にジャンカルロ・エスポジート。地元のチンピラ役でサミュエル・L・ジャクソン。サミュエル・L・ジャクソンは、ワンシーンの登場だったが、ガリガリすぎて一瞬誰が分からなかった。当時アラフォー、遅咲きの俳優だったんだな。
📝HBCU(Historically black colleges and universities)・・・黒人学生の伝統的白人校への入学が禁止されていた南北戦争以前に、北部で創立された。殆どの大学は、南北戦争後南部に設立され、多くの場合、北部に拠点を置く宗教宣教師組織から支援を受けている。現在アメリカに約100校あり、その中の1つ、名門ハワード大学は現アメリカ副大統領カマラ・ハリスの出身校。
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