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レッド・ドラゴンのマッサージ屋のレビュー・感想・評価

レッド・ドラゴン(1976年製作の映画)
3.0
日清戦争後、日本が中国を制圧していた時代。
武術道場の精武館が本国での存続が難しくなり、台湾に渡ったレイ(ノラ・ミャオ)は道場創始者の祖父を頼ってきた。
港に到着後コソ泥のアロン(ジャッキー・チェン)に大切なヌンチャクが入った箱を盗まれてしまう。
金目のものではなかったという事でヌンチャクはレイのもとに戻るが、アロンを精武館に入るように勧めた。
その頃台湾で統治していた日本は武術界さえも統治しようと精武館に圧力をかけ・・・。

日本劇場未公開作品。

私は2回目の鑑賞です。
一応、ブルース・リー主演『ドラゴン怒りの鉄拳』の続編という位置付けらしい。
でも微妙に設定が違うし、よく分からないです(笑)
ノラ・ミャオはブルース・リー演じるカンフーの達人の恋人だったはずですが、今作は妹という設定だったし。
まぁ当時の香港映画は台本も無いとかいう話なのでテキトーなのでしょう。

監督は前作同様ロー・ウェイなのですが、ブルース・リー仕様なシリアスさは控えめに。
ジャッキー・チェンに合わせたのかコミカルさが目立つ。
前作には分けるつもりだったのかヌンチャク捌きは下手なままで、終盤のクライマックスでも使用せず。

そのクライマックスは結構見応えありましたね。
胡散臭い日本人親子相手のバトルはなかなかのもの。
バッドエンドは前作と同様でしたが、溜めが無くて呆然とします(笑)