1960年代からドイツの人気テレビ番組だったもので、
映画化もされていて、これはそのリブートとのこと。
ニューヨークで活躍するFBI捜査官の話ですが、
最近の刑事物などのデコボコバディの元祖っぽくて、
出来る凄腕捜査官とトンチンカンな新米が、
事件を追っていくうちに絶妙なパートナーに。
そして意外な犯人のサプライズ。
話も展開もヒネリも良いんですが、
アメリカど真ん中の話なのに会話がドイツ語の違和感と、
日本と中国の勘違いなんかがあって、惜しい。
主役のクリスチャン・トラミッツは
ロジャー・ムーアをスマートにしたような渋い男前、
コメディアンでもあって、
ドイツならではの笑いの部分はわかりにくいけど、
コメディタッチの要素も多め。
相棒はパッとしませんが、
ヒロインがペネロペ・クルスの妹のモニカ・クルスで、
お色気では姉よりもイケてるかも。
「FBI捜査官 ジェリー・コットン」シリーズが
あまり知られていないからゆえの、
ヘンな邦題なんでしょうが、
「JERRY COTTON」という原題で認知度を上げて欲しい、
なかなか面白いシリーズのようです。