油断していたらうっかりとても気に入ってしまった。
暴走族×黒魔術(しかもカエル!)という意味不明さ、謎に高潔なダークヒーローと普通っぽいヒロインがわりとちゃんと愛し合ってたんじゃねーかと思わせるピュアな感じがチグハグで新鮮。たのしい。
暴走族のリーダーをバイクに乗った状態で埋葬するというのは、映画の構成的に考えれば後の復活シーンのためだということは自明なんだけど、とはいえ「それじゃそうしよう!」となるのは常人の発想ではない。
やっぱりマジで本気で信じた上で自殺すれば不死身になれるぜ→よっしゃ自殺するか!とみんなが了解するのはアホすぎる。
そして、暴走族のリーダーがヒロインを霊安室に迎えにくるシーンなんかは、B級映画(と言っていいのか?)によくある無意味なシーンかと思いきや意外にお洒落な演出!!みたいなこともあり、油断できない作品でした。