暴走族達によるバイカー映画。ある意味での青春映画。またはオカルト映画。
約50年前の映画だからといえばそうなんですが、なんだろう、ものすごい古臭さを感じました(それが良いんですが)。でも、セットや演出にはこだわりを感じました。最後の石になるシーンとかよく出来てるなぁ...。
ただ、ストーリーは意味不明。というか設定が謎。
永遠の命に憧れる暴走族のリーダーが、黒魔術によってガマガエルに魂を売り、不死の身体を手に入れては好き放題に町中を暴走するという話です。(←は?😂)
サイコなのは暴走族のリーダー。彼に感化された仲間達も頭がおかしくなって、次々に自殺を図ります。まさにサイコ。
不謹慎かもしれませんが、自殺シーンのバリエーションが多くておもしろかったと思います。ノンパラシュート・スカイダイビングに身体中オモリをつけての溺死。
中盤のトラックに跳ねられるシーンはやり過ぎですね😅ちょっと無理がある。
スーパーにノンブレーキで突っ込んでいくのはワイルドやぁ〜😁銃撃ちまくっても微動だにしないのは流石にシュールすぎる。
映画史上最高の"ひどい映画"と言われるのも納得の作品。タイトルもピッタリ。
気分の良い映画ではないので、嫌いな人は嫌いな作品かもしれません。ある意味アホ映画なんですが、私は一周回って好きでした。
観てるうちに、あ、これ好きやわぁ〜ってなりましたね。
本作に出演しており、『イヴの総て』にも出演しているジョージ・サンダース。実は彼の遺作となる本作完成試写後、ホテルに戻ってまもなく自殺したらしい...。本人自身、何十年も前から自分の死期を決めていたんだとか...。
珍しく長々と書いちゃいました💦