タランティーノが師とあおぐB級ギャング映画の巨匠ディ・レオ初期の代表作。監獄から釈放され、自由を享受する間もなく暗黒街に引き戻される男を描くフィルム・ノワール。
原作はジョルジオ・シェルバネンコの犯罪小説『Milano Calibro 9』。これは大都会ミラノで起きる様々な犯罪を描いた22のストーリーから成る短編集で、その中からいくつかの要素を抜き出してひとつの物語を作り上げたのだそう。
本作はルイス・エンリケ・バカロフが作曲し、イタリアのプログレ・ロック・バンド『オザンナ』が演奏したウルトラ・ファンキーなサントラ盤も非常に人気が高い。