お喋りは女にさせておけ、男は無口な方がいい。
言葉なんて要らない。
眉の動き、唇の震え、肩の揺れ、背中の影でものを語れ。
今で言えば〝ジェイソン・ステイサム〟か〝ブルース・ウィリス〟を野獣化したような寡黙で無骨な男は、感情を忘れた一匹狼。
欲望と裏切りの街ミラノで静かに獲物を見定め彷徨う。
そして〈カリブロ〉で真っ先に頭に浮かぶのは、ミラノ出身のシネマティック・ファンク或いはサイケバンドの〈カリブロ35〉。
まさに60年代から70年代のイタリアB級アクション映画に流れているようなファンキーでグルーヴィー、古き良きヴィンテージサウンドを現代に蘇らせているバンド。
〈カリブロ35〉を聴けば一瞬でイタリアン・アクション映画の黄金期にタイムスリップするだろう。
実際この映画のパロディを【- Calibro 35 - Giulia Mon Amour】で再現されている。
濃縮エレジー100%のイタリアB級映画界の巨匠〝フェルナンド・ディ・レオ〟を堪能..★,