ゆかちん

トゥー・ウィークス・ノーティスのゆかちんのレビュー・感想・評価

3.0
サンドラ・ブロックとヒュー・グラントという、英米ラブコメ王者の共演って感じ。

2人とも、イメージ通りの「演じてほしい役」を演じてる笑。
あと、やっぱ会話のテンポとか速い!
テンポとマと、頭の回転と2人の息が合わないといけない動きがあったりして、すごいなぁと。
ヒュー・グラントて英国人特有のリズム感で話すよな〜。速くても心地いい。
そういうのも安心して観れるからいいね笑。


弁護士のルーシー・ケルソン(サンドラ・ブロック)はとても正義感の強い女性で、社会奉仕活動にも積極的に参加していた。
彼女は地元ニューヨークの歴史ある公民館の取り壊しに反対するため、取り壊しを強行しようとしている最大手の不動産企業ウェイド社のCEOであるジョージ・ウェイド(ヒュー・グラント)に直談判を試みる。
一方ジョージは、優秀な弁護士を捜している最中だったこともあり、彼女に公民館取り壊しを白紙にすることを条件に自分の下で働くよう提案するがーーー。



「正反対のものこそが、自分を完全にしてくれる」
メッセージとしても王道で、それもとてもよかった!



バリキャリで猪突猛進な女性を演じさせたら右に出る者がいないサンドラ・ブロック。
敵を作りそうな我の強さも、どこか哀愁と可愛げが出て、応援したくなる魅力をもたらすところがいいなぁ。

CEOとはいえ、家を継いだ形なので、マスコット状態。イケメンだけど女好きで優柔不断で、自分で決めきれずフワフワしてるジョージ。
イケメンのダメ男が似合いすぎるヒュー・グラントw
仕事を超えて、普段の生活に関すること(服とか)までルーシーにどれがいいか決めてもらうまでに。まるでお母さん笑。
でも、途中、レストランでご飯食べてる時、自然に双方嫌いなものを相手の皿に入れたり、相手の皿から取ったりしてるのが良いなぁと笑。ジョージがルーシーの嫌いなものをハイハイと取ってるのがまた笑。
もう夫婦というか家族やんw

最初、ジョージの頼りなさをルーシーがカバーしてると思ったけど、ルーシーのカリカリ猪突猛進をジョージがふんわり心を広く?カバーしてる部分もあるようになってるのが不思議。
正反対で凹凸ながら、補い合ってるというか。

そういう関係って憧れるな〜。
もちろん、似たもの同士とか、共通項がある方が楽しいのかもだけど、正反対で補い合ってる関係は、お互いを必要としているようで素敵。お互いを必要とし、お互いに影響し合うというのか。
まあ、そういう場合は正反対とはいっても何か共通となる点があるんだと思うけど。
そういう関係を描いているようだった。

最後、1人で決められずルーシーにばかり聞いていたジョージが自分1人で決断したのは、仕事や収入を全部捨てて、ルーシーへの愛を選ぶこと…というのが素敵🎵


そうそう、この映画、もちろん、脇役の人も出てきたし、中でもルーシーの後任になる弁護士女性とか、物語上重要やからよく出番はあったのに、しっかりとは印象に残らない笑。
2人しか見えてこないような映画でした笑。

あ、でも、カメオでトランプとかノラ・ジョーンズが出てきたのはわかった笑。


サンドラ・ブロックのヒールでのちょこちょこ走り良かった笑。
ヒュー・グラントは色気あってかっこいい。
2人とも食えないというか、なんか変だったり、問題あったり、人から素直に好かれないところがあるキャラクターを演じてるのに、ちゃんと魅力を感じるように演じるのがさすが。

エンドロール後のシーンもよかった!
ルーシーがついにお箸二つで中華をデリバリー。
その後ろでぶつぶつ言うジョージ。
ルーシー役のサンドラ・ブロックがセリフを言いながら普通に笑ってるのを観て、ヒュー・グラントのアドリブかと思った笑。

そういえば、オープニングも良かった。
子供の頃の写真と共に始まるやつ。

この2人がうまくいくかはわからんけど、ジョージのフンワリした包容感?とルーシーがどこまで丸くなるかがカギになりそうだね笑。
ゆかちん

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