優しい眼差しが特徴的な、サイモン・ベイカー主演のサスペンス・スリラー☆
アメリカとメキシコが入り混じり、黒魔術なんか出て来て、これはなかなか楽しくなるぞ!と思いきや、黒魔術は全然必要無かったので少しがっかり…
メキシコ国境近くのテキサス州デル・リオ。
妻を亡くしたジャックは、娘のトビーと後妻のアマヤと静かに暮らしていた。
しかし、11歳のトビーが初潮を迎えた翌朝、彼女は誘拐されてしまう。
警察に届けるも進展が無く、ジャックはアマヤの提案で、メキシコにいる霊能者に助けを求めに行く。
それでも何の解決にもならず、ついにジャックは1人で捜索を始める。
徐々に明らかになって行く真実。
そこにはジャックの知られざる過去が関係していた……
サスペンスな展開や、俳優陣、メキシコの独特な雰囲気等は素敵☆
が、やはりそこに黒魔術は必要無かったー
それによって誰かが呪い殺される、ってわけでもないし…
でも、引用されてる"サンタ・ムエルテ(死の聖人)"は、実在するカルト信仰の聖母。
善悪を問わず、あらゆる欲望を叶え、大きな鎌と地球儀を持った骸骨なのが特徴。
この映画でちらっと使われるには重た過ぎる代物なのですが。。。
まあホラー(コメディww)映画『スペル』での使用法よりは数倍マシでしたけどね(笑)!!!
重々しい誘拐事件とメキシコの夜の大人な雰囲気が良い、素敵な作品♪
黒魔術は、まあスパイスとして考えたら良いと思います。