幼少の砌よりコリン・ウィルソンを嗜み、柳下毅一郎ほか好事家による翻訳作品によりシリアルキラーへの造詣を深めているわたくし、もちろんジェフリー・ダーマーについても文献を漁り、父ライオネルの手記も読んでいるのですが、それらに比べて、これは非常に退屈だった…ジェフリーが殺人へ駆り立てられる生々しさや狂気が全然伝わってこない。もちろん実際の事件を映像化しているので、遺族への配慮もありましょうが、わざわざ「ジェフリー・ダーマー」を選んだのなら、もうちょっとなんとかできたんじゃないかなと思ってしまいました。
Netflixのドラマ「ダーマー」は折を見て視聴したいと思います。