カウリスマキ二作目。
前回見たのは「希望のかなた」だったかな。あれも確か移民の話だった。
カウリスマキが作る世界観はミニチュアっぽくて素敵。水色と白色を基調としたセットの美しさと(赤や黄色の差し色も素晴らしい)わざとらしい照明、役者たちの醸し出す独特な雰囲気が、カウリスマキ特有の「らしさ」を生んでるのだろう。出演者のインタビューを見たら、カウリスマキ監督の緻密な計算の上で他の監督には求められない演技を要求されると言っていた。彼の頭の中には完璧な完成形が常に描かれているのか。
文学的で寓話的な、絵本のような作品は癖になりそう。
登場人物みんな良い人で癒される。
刑事がカッコ良過ぎる。