ル・アーヴルの靴みがきのMeg77のネタバレレビュー・内容・結末

レビューが大分遅くなってしまいましたが、2019年の最初の一本はこの作品でした。今年一年、人に優しく生きていこうと思わせてくれる作品でした。

ずっと興味はあったアキ・カウリスマキ監督。淡々としたストーリーの中でじわっと温かくなるシーンが多くて好みでした。
会話のテンポが独特で、普段の生活より半テンポ遅いように感じます。それがまた寓話のような感覚を生み出していました。
あと登場人物達の表情があまり変わらないのも興味深かったです。


ラストシーンは奥さんが亡くなってしまったのだと思いましたが、どうなのでしょう。「夢のようなハッピーエンド」とDVDパッケージに書かれていると、そうなのかという気になってきました。
まあどちらにしても、彼はこれからも最期まで奥さんと一緒に暮らしていくのだと思います。


人々が愛おしくなるような作品でした。