高橋早苗

ル・アーヴルの靴みがきの高橋早苗のレビュー・感想・評価

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)
3.9
ル・アーヴルの町に住む靴みがきマルセルは
貨物コンテナに隠れ 町に辿り着いた密航者の子と知り合う
同じ頃 妻アルレッティは病に臥せる


仕事に 誇りを持ち
 「靴みがきと羊飼いこそ 人々に近いんだ」
….ハッキリと口にする その信条を持って
マルセルは 少年に手を差し伸べる


病状を夫に伏せる妻
子どもを匿い 捜査の眼を掻い潜って
海向こうのロンドンへ送り出す夫

警視モネがそれを見逃した時
アルレッティにも奇跡が訪れる



リアリティのなさが妙な?リアリティを醸し出し
途中、紙芝居か人形劇か?とツッコミも入れたくなる不思議な作品。
不思議な、だけでは
片付けられない味がある


あっと言わせる展開とか
息もつかせぬアクション!だとか
有名俳優のこの演技を観よ!とか
そんなの無縁^_^


なんせ無表情だし
台詞も抑揚ないし
勢いつけたカット割もないし
…アメリカ映画オンリー、ハリウッド慣れしてる方から見たら
演技指導でも入っちゃいそうw


でもね、それがいいの。
・・・町で起きてる事件を
すぐ隣で見てる、そんな感じ。

★リトル・ボブが歌う「Libero」がイイ^_^
高橋早苗

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