ル・アーヴルの靴みがきを配信している動画配信サービス

『ル・アーヴルの靴みがき』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

ル・アーヴルの靴みがき

ル・アーヴルの靴みがきが配信されているサービス一覧

ル・アーヴルの靴みがきが配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

ル・アーヴルの靴みがきの作品紹介

ル・アーヴルの靴みがきのあらすじ

フィンランドの名匠アキ・カウリスマキ監督がおくるヒューマン・ストーリー。フランスの港町ル・アーブルで愛犬とつつましやかに暮らす夫婦が、アフリカからの不法移民の少年と出くわし、彼をかくまうことにする。

ル・アーヴルの靴みがきの監督

ル・アーヴルの靴みがきの出演者

原題
Le Havre
製作年
2011年
製作国
フィンランドフランスドイツ
上映時間
93分
ジャンル
ドラマ

『ル・アーヴルの靴みがき』に投稿された感想・評価

もう、何作目か解らないアキ・カウリスマキ監督作品。

今回の舞台はおフランス。

靴磨きを生業とするおやっさんと、不法入国のボートピーポーな黒人少年とのアキ・カウ的ハートフルストーリー。

先に観た『画家と庭師とカンパーニュ』の庭師役のジャン・ピエール・ダルッサンもなかなかの役処で主演してたのは、個人的にはタイムリー!👍️


毎度感服なセンス良すぎ選曲に、看板女優のカティ姐さんとアキ・カウ映画に欠かす事不可な名脇役ワンコ等、いつもの劇団員で演目演る様な、ほんとに『人の心に優しい』小津安次郎テイストな感じ~。

ラストもこれぞアキ・カウ節!って面目躍如なハッピーエンド!

やっぱり外れ無しのイイ映画に、自分ごときが語る事はもうありませんわ~(^^)
カウリスマキ二作目。
前回見たのは「希望のかなた」だったかな。あれも確か移民の話だった。

カウリスマキが作る世界観はミニチュアっぽくて素敵。水色と白色を基調としたセットの美しさと(赤や黄色の差し色も素晴らしい)わざとらしい照明、役者たちの醸し出す独特な雰囲気が、カウリスマキ特有の「らしさ」を生んでるのだろう。出演者のインタビューを見たら、カウリスマキ監督の緻密な計算の上で他の監督には求められない演技を要求されると言っていた。彼の頭の中には完璧な完成形が常に描かれているのか。

文学的で寓話的な、絵本のような作品は癖になりそう。

登場人物みんな良い人で癒される。
刑事がカッコ良過ぎる。
netfilms

netfilmsの感想・評価

3.6
 靴磨きをする老人のマルセル・マルクス(アンドレ・ウィルム)は、ベトナム系移民のチャング(クォック=デュン・グエン)と連れ立って駅構内で客の到着を今か今かと待ち構えていた。すると怪しい男がまったく汚れていない靴を磨いてくれと老人に頼み込む。黙々と仕事に励む男は、辺りに近付いてきた者たちの視線の厳しさに、客が曰く付きの人物と悟るのだ。だが誰であろうが、お金を支払ってくれた客に対して、老人は感謝の気持ちを忘れない。次の仕事場を求めて、老人はいつものように徒歩で靴屋の前に陣取るが、店の主人に出て行けと一喝される。猫が暖かい場所を求めて彷徨うように、マルセルも稼げる場所を求めて、重い商売道具を抱えながら辺りを行ったり来たりする。当たり前とはいえ、靴磨きも決して楽な仕事ではない。夜になり彼は家に帰る途中で馴染の店に寄るが、友人たちはツケが嵩むマルセルに言い出しにくそうに話しかける。家に帰ると犬のライカが迎えてくれ、妻のアルレッティ(カティ・オウティネン)は温かい食べ物を作って待ってくれている。一生懸命働いたお給金を妻に全て渡すと、食事が出来るまでの間、お酒を飲んで来たらと小銭を渡して妻は微笑むのだ。平凡だが幸福な暮らしの中で、ずっと苦労させてきた妻は何よりも大切な存在だが、彼女には静かに病魔が忍び寄っていた。

 愛する夫のために尽くしてきたアルレッティが入院すると同時に、密航者の少年イドリッサ(ブロンダン・ミゲル)が現れる。ガボンからの密航船に乗っていたイドリッサの家族は全員警察に身柄を確保され、彼一人だけが命からがら逃げて来た。いつもベトナム移民のチャングと仕事に励むマルセルには、イドリッサの姿がとても他人には思えない。橋の下で震える少年の目に老人は人生の終盤でやり遂げられていない使命感を感じずにはいられない。かくしてこの街の人間たちはマルセルの命の元、少年を無事ロンドンに送り届けようと東奔西走する。だが隣人の隣人を疑えと云わんばかりに、ジャン=ピエール・レオ扮する密告者が警察に内通し、少年の包囲網を張るから堪ったものではない。ここでのモネ警視(ジャン=ピエール・ダルッサン)は『過去のない男』の警察官のように、悪徳で抜け目ない。自分より人生経験豊かな老人に対し意味深な忠告を繰り返しながら、少年の身柄を明け渡すよう見えない圧力をかけるのだ。物語全体としては妻と密航者の少年が入れ子構造になっているため、カティ・オウティネンの出番が中盤から激減するのが残念だ。病院のベッドの上に置かれた黄色いワンピースはマルセルが雑に包んだのと同様に包まれている。人生では大切なものを2つとも選ぶことなど出来はしない。

『ル・アーヴルの靴みがき』に似ている作品

希望のかなた

上映日:

2017年12月02日

製作国:

上映時間:

98分

ジャンル:

配給:

  • 松竹
3.9

あらすじ

内戦が激化する故郷シリアを逃れた青年カーリドは、生き別れた妹を探して、偶然にも北欧フィンランドの首都ヘルシンキに流れつく。空爆で全てを失くした今、彼の唯一の望みは妹を見つけだすこと。ヨーロ…

>>続きを読む

関連記事

難民問題にユーモアで立ち向かい、観る人を温かい気分にする『希望のかなた』