Maoryu002

インヴィンシブル 栄光へのタッチダウンのMaoryu002のレビュー・感想・評価

3.8
1976年、不況下のフィラデルフィアで無職で妻に逃げられたヴィンス・パパーリ(マーク・ウォールバーグ)は大ファンのNFLイーグルスの公開トライアウトに参加する。新任コーチ、ディック・ヴァーミール(グレッグ・キニア)は彼の闘志を買ってメンバーに入れるが、全く活躍できず自信を失ってしまう。

アメフトは好きで、ディック・ヴァーミールは知ってたけど、ヴィンス・パパーリのことは知らず、非常に興味深く、とっても楽しく観ることができた。

バーテンダーからNFLってのはかなり話を盛ってるけど、不況のフィラデルフィアの労働者たちの生活や団結をもう一つのテーマとして大きく取り上げている作りが良かった。

実際のパパーリはスペシャルチームという、なかなかマニアックなポジションで活躍していて、映像からもその泥臭さが伝わってくる。
ラスト15分はスポーツものの魔力!驚きはなくても、かなり感動してしまった。
一方で、最後に実際の映像が入るんだけど、そこまでの90分が過剰な脚色だったから、ドキュメンタリー的な終わり方は違和感があった。

ヒロインはエリザベス・バンクス。
「ハンガー・ゲーム」の奇抜なメイクの印象が強いけど、この作品ではちゃんと美しいヒロインだし、フィラデルフィアのサポーターの中で、たった一人で敵を応援する元気っぷりは爽快で好印象だった。
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