真っ黒こげ太郎

シャドウの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

シャドウ(2006年製作の映画)
4.5
ゾンビ!女囚!お色気!格闘!グロ!サバイバル!

オマケに赤ちゃんゾンビ!?

しかし、初の女囚映画がこれで…いいのか?w



とある刑務所で通称”シャドウ”と呼ばれる凶悪犯、エドワード・マーキーの死刑が執行される。
だが、怪しい呪術に取り付かれていたシャドウの死と共に刑務所の中のロックが解除され、解き放たれた囚人たちによる暴動が発生!!!
囚人は直ちに射殺、埋葬され、事件は闇に葬られた…。

それから20年後、刑務所は女子更生施設として生まれ変わっていた。
今日も今日とて、一匹狼のソリテアがやってきた。
表面は真っ当な更生施設を装っているが、実際には最古のマッチョ女囚や武闘派の看守長が力で支配していた。
そんな中、ソリテアが見つけた謎の紋章がシャドウに纏わるある過去の記憶を呼び起こす。
んでなんやかんやで(爆)シャドウが蘇り、死んだ囚人達がゾンビ化!!!
更生施設はあっという間に地獄絵図と化すのだった!!!



蘇ったゾンビ軍団と女囚との戦いを描いた、女囚・ゾンビ・サバイバル・アクション・ホラー。
って思いっきり闇鍋状態やないけ!w


女囚モノにゾンビと肉弾戦をぶち込んだだけというエログロアクションな一作だが、意外にもそれぞれの要素がしっかりしており楽しめる。

前半の女囚モノでキャットファイトやお色気やレズと言ったお約束のオンパレード。
オッパイポロリやヌードもあるしで、女囚同士の格闘戦もカット割りやブレたカメラで誤魔化してはいたが、ワイヤーアクションや吹っ飛ぶスタントのお陰か意外と見ごたえのあるアクションになっていた。
(何でも監督が香港映画の撮影班畑の人で、アクション指導も「レッド・クリフ」のトニー・レオンさんとのこと。)

後半は一気にゾンビ・サバイバル物にシフトし、一気に血みどろに!!!
女囚の皆さんはは血みどろになり、内臓もはみ出す!!!
赤ちゃんゾンビにオッパイを噛みちぎられ血と母乳が一緒に出たりと、ゴアシーンもバリエーションに富んでいて飽きずに観れる。
更に主人公がゾンビに徒手空拳で立ち向かったり、ゾンビの親玉と格闘戦を繰り広げたりと、アクションも多めで満足。


お話はあってないようなもので、突っ込みどころは満載。
主人公の正体もベッタベタだが、サービスシーンは多いし、テンポも良さげなので飽きずに楽しめた。

かなり低予算だし、ラストバトルが物足りなかったりしたが、アクションもエロもグロも満載な一作で楽しかったです。
思いっきりB級ではありますが、エロス、スプラッター、ゾンビ、そしてカンフーと、こういうのが全部好きな人には是非ともオススメです!!!w
(って、俺かw)




余談ですが、本作はどうやら歴代の有名ゾンビ映画で出演してたキャストが勢ぞろいしてるオールスター的な作品でもあるらしいですね。

「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド 死霊創世紀」で主演だったトニー・トッドさん。

「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」の最初のゾンビ役で有名(らしい)ビル・ハインツマン氏。

「サンゲリア」のデブゾンビ役で出てたキャプテン・ハガティ氏。

と言った感じで歴代の有名ゾンビ映画俳優が競演し、更には当時のままのゾンビメイクで登場してる、ある意味オールスター的一作らしい…です。
(正直、「サンゲリア」は腐敗ゾンビと水中のシーンと目玉のシーン位しか覚えてないけどw)

歴代のゾンビ映画ファンの方々ならもっと楽しめる…かもしれません。w
本作にトム・サヴィーニさんが出てないのが惜しまれます。wwww