救命艇の作品情報・感想・評価・動画配信

『救命艇』に投稿された感想・評価

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3.3
44年ではプロパガンダ映画創らざる得なかったのね、ヒッチコックさんも。
jun

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3.8
ほぼ全編狭い救命艇の上だけで展開されるヒッチらしい実験的傑作サスペンス。
ギャス

ギャスの感想・評価

3.3
ヒッチコックによるある種の密室劇だが、人間を斜めに見る視点ばかりで構成されていて、こちらも疑心暗鬼にならざるを得ない息苦しさがある。
誰をどう信用するのか、命をかけたシチュエーションで。そんな選択の連続。
皮肉なラストシーンまでずっとハラハラした。
raga

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4.0
ワンシチュエーションにて倫理観揺さぶるドラマは、戦争を背景に偏見を起因とした暴力性が不意に宿る恐怖を描いている。その時の感情を冷静になって制御できるのか、善人や悪人と分別できない人間の業は正義や自由の脆弱性を問うてくる。理解できないのは異国の人ではなく自身の言動にあるのではないか、心の醜さを主題にした脚本の巧さに唸る。
nobuem

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3.0
深夜放送で観た。
閉ざされた空間で少人数の会話により話が進む、って今で言うところの「人狼」系か?
一隻の救命艇が舞台、ヒッチコックらしい面白い設定、良いなぁ。
ヒッチコック × 戦争 = 漂流モノ
ナチを人間扱いするとこういうことになる…同じ人間なのか?彼らだけが答えを知ってるのよ

救命艇という限られた/閉ざされた空間(密室)ワンシチュエーションでもサスペンスを掛けることができることを証明しながら、それ以上に(ヒューマニズムを説くよりも)プロバガンダ色のあるところに着地していく人間ドラマ。餓えや猜疑心、極限状態でのキャラクター描写。そうした柱/設定的にも、舞台劇的でもある。死ぬときは一緒だ、コニー!私の友人が…スーザン・サランドンに演じてほしい主人公が、へこたれた男たちに喝を入れる!!

製作当時の時勢=言わずもがな戦争が色濃く反映された"呉越同舟"。今だったらきっと多くの作品が敵国の兵士と通じ合うさまを描くだろうけど、本作は製作が戦時下だからそんな甘いことはない。むしろ作中前半では「その国に生まれただけ」「命令されて」みたいな同情的な意見も挙がるのに、そうした人間の良心に訴えかけるような意見をひっぺ返してくる辺りが時代を感じる。大体こういうときってコバックみたいな"敵=信用ならん!殺せ"みたいなキャラクターの方が間違っているのが通説なのに、本作ではそっちのスタンスの方が合っている。登場人物たちも、きっと観客も心開き信じ切ったくらいのタイミングでまさかの裏切り!ものの見事にクソ野郎。最後の最後まで徹頭徹尾とことん敵対すべき"悪"として、心を許すな!油断するな!と教えてくれる。

ジョー、笛を吹いてくれよ。黒人がスリに長けた設定は、手癖が悪いってことか。あと、光るブレスレットという小物使い。
ワンシチュエーションものは、私にとっては覚悟を決めて見る映画です。
飽きる恐れがあるので。

でもそんな心配いらないほど面白い映画でした。

毛皮着てタバコ吸ってる女性が一人目の遭難者で現れた時から、もう面白いです。
この女性、傲慢な人間かと思いきや、案外さっぱりしていて魅力的です。

こんな状況、私だったら全然もたないなと思いながら最後まで見ました。
moonriver

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3.9
小さな船の上での人間模様…
狭い空間、先の見えない不安定な彷徨に正気を失っていく人々の情緒、倫理観、信条の交錯がお見事でした。。

起こるトラブルにおける様々な選択に、
自分なら何を選択するか…
と考えながら観ると面白い。


『カルティエを餌に魚釣り』ユーモアにおったまげました。
第二次世界大戦中に作られたヒッチコック監督によるワンシチュエーションサバイバル物。

最初から最後まで救命艇でストーリーが展開し、黒人が吹く笛を除けば全く音楽(BGM)が無い点等は時代を考えれば挑戦的な作品。今の状況と対照的な回想シーン位は用意しても良かったのではとも思いましたが足を切らざるを得ない男やドイツ兵が居たり嵐が来たりと飽きない作風で、やや傲慢な感じの女ジャーナリストが次から次へと高価な所持品を失ったり自暴自棄になる所をはじめ人間の本質が曝け出される点はある意味痛快。敵同士と言えども危機的状況を共にする事で友情が芽生え・・的な展開も期待出来そうでしたが、時代が時代なのでドイツ兵の扱いは想像通りと改善的も色々挙げれそうですがヒッチコック監督作に興味が有るならば観て損はしない作品と言えそうです。

いつもカメオ出演しているヒッチコック監督ですが、今回は二次元で登場(笑)。
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