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救命艇のktyのレビュー・感想・評価

救命艇(1944年製作の映画)
3.8
戦時下で、アメリカの商船がドイツの潜水艦に撃沈され、8人の生存者が小さな救命艇に乗り込む。
商船の爆破のあおりを受けてUボートも沈没し、一人の生存者が救命艇におよぎつく。

大洋に浮かぶ救命艇の密室の会話劇で音楽もない。だが、巧妙なストーリー展開と、主演のタルラ・バンクヘッドの美しさに、極限状態のはずが、優雅さえ感じさせる。

限られた予算だったと思わせるが、自分は、この救命艇に乗ってなくて良かったと思わせる臨場感が、さすがです。
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