たろさ

救命艇のたろさのネタバレレビュー・内容・結末

救命艇(1944年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

第二次大戦下、イギリスへと向かう客船がドイツ軍Uボートの攻撃を受け沈没。船に乗っていた客や船員が救命艇に乗り込むが、そこにドイツ人のウィリー(ウォルター・スレザック)も乗り込む。救命艇は10名程度の男女を乗せて漂流する。


10名ほどの男女が乗る救命艇という限定的な空間。部屋ではないけど密室劇。ウィリーがいいアクセント。
救命艇に最初に乗っていた優雅な女性コニー(タルーラ・バンクヘッド)。あまりにも不自然な存在なので何か後で絡んでくるのかなぁと思ったが何もなし。ただ不自然に優雅な人だったのね。

この映画にはドイツ人が二人出てくるが二人とも悪い奴。一人目はドイツ軍の船長ウィリー。嘘をついてドイツ軍の補給船まで導き、さらにガス(ウィリアム・ベンディックス)を殺害。二人目の青年(ウィリアム・イェッター・Jr)も、助けられたのにも関わらずすぐ拳銃を出して一般人を脅す。ドイツ人は悪い奴らばかりだぞと言うメッセージ。戦時中ということでこういったものを作らざるを得なかったのかなぁと思う。ウィリーは後にガスを殺害するが、なぜ最初にガスの足を切断手術して助けたのか疑問。

ヒッチコックは新聞広告でカメオ出演。
たろさ

たろさ