Nana

救命艇のNanaのレビュー・感想・評価

救命艇(1944年製作の映画)
3.4
第二次世界大戦中に作られたヒッチコックの密室サスペンス笑。
狭い救命ボート内での人間の心理が面白かった。

Uボートの魚雷により沈没した船から逃げた人々が救命ボートに乗って漂流する。
限られた空間で過ごすうち、人々は見た目からは分からない過去が明らかに…

トイレもシャワーもないボートで女優さんはきれいにメイクしてるし、ネクタイしてる男性もいるし、リアリティが無いってツッコミどころはあるけれど、ヒッチコックらしい人間の嫌なとこをじわじわ出してくる話が楽しめた。

元演劇部なので、こういうの見ると舞台でやったらこうなるかなとか考えながら見ました(*^^*)

不気味なドイツ人、気が強そうなジャーナリストの女性などキャラが面白いし、舞台は変わらなくても嵐が来たり星空が出たり、飽きさせないのはガーサス。
痩せ薬のビフォーアフター広告で監督も出演していました☺
Nana

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