まいしほ

救命艇のまいしほのレビュー・感想・評価

救命艇(1944年製作の映画)
3.8
あまり期待していなかったけど、結構面白かった。話はずっとボートの上という1つの場所で展開されるシンプルなものだけど、全く飽きない。極限状態で人々が徐々におかしくなっていく様子が上手く表されていた。見てる自分も最初は助かりたいという気持ちを感じていたけど、段々めんどくさくなってきてまあこのまま死んでもいいや的な気持ちにさせられた。そして、色々あってからのラストの少年の登場など考えさせられる場面もあった。もし、自分があの場面にいたらどの立場になるだろう。
この限られた場所でヒッチコックがどう登場するのかというのも見もの。
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