1944年 アメリカ/イギリス作品
原作はスタインベッグ
ヒッチコック24/53
救命艇が密室になるサスペンス。日本未公開作品だったそうだ。戦争の影響が色濃い作品。
第二次世界大戦下、イギリスに向かう途中で客船がドイツ軍のUボートの攻撃を受け沈没。
辛くも撃沈された船から逃れた男女7名が乗る1隻の救命艇。その漂流を描く。
この救命艇には、生まれたばかりの赤ちゃんを抱いた母子、足に傷を負った男。
そして奇しくもこの船を沈めたドイツ兵が新たな避難者として救命艇に助けられる。
この男の処遇をめぐって、救命艇に乗り合わせた男女は意見を戦わせるが、結局助けるにことにする。しかもこの男がこの海に詳しいことから、男を信じて船を進めることにしたが…
彼は本当に信じられるのか?
結局戦時下の敵味方なのだ。おまけに1944年の作品だから、ドイツ兵に対する描写はその方向に向かわざるを得ないだろう。
そういう事情もあって、この映画はあと一つ乗り切れず、楽しく観れなかった。
ただ観たという帳面消しをしただけにすぎない気がする。
2023.04.23視聴181