茜

アダムとイブVS食人族の茜のレビュー・感想・評価

アダムとイブVS食人族(1983年製作の映画)
1.2
アダムとイブが食人族とVSするなんて面白過ぎるし、このジャケットも素敵じゃないのと、ゲテモノ好きの血が疼いたのを真面目に後悔するやつだった。
「くだらなくて面白い」タイプじゃなくて「ガチでくだらない」やつやん、これ…。

べっちょりした汚い繭のような物体からドロリと産まれてくるアダム。
孤独に耐えかね砂遊びで女体をこしらえてみたら、そこから本当にイブが産まれたよ。
勿論惹かれ合う二人なんだけど、イブがくっそウザい女で終始げんなり…。
すぐ怒るし、すぐヒステリー起こすし、すぐ泣くし、めっちゃうるさくてロマンもへったくれもねえ。
VS食人族どころかコイツらの痴話喧嘩を何度も見せられるという拷問展開に精神が削がれる。

早く食人族出て来ないかなと思ってたら、野蛮そうな民族が三種類も出てくるので一体どれが食人族なのかとじらしにじらされる。
アダムと喧嘩別れして、緑色民族のワイルド青年とねんごろになるイブと、その光景を悲しそうな目で見つめるアダム…どうでもいいー。
何やかんやあって、やっと食人族が出てきたかと思ったら大してVSもしないし、これただのアダムとイブの糞しょーもないロマンス映画やんけ。
最後にはイブが無事に子供を産んでめでたしめでたし。
でもどっちの子供か分かんないよね、どうでもいい!!!

動物大図鑑並みに猛獣や蛇や色んな鳥がいっぱい出て来るのだけは目の保養になります。
蛇が心の声で「林檎を食べるのです…」ってイブに語りかけるシーンがシュールで唯一面白かった。
茜