風刺の効いた社会派作品ながら堅苦しくなく楽しめるピーター・セラーズ主演60年代モノクロ宗教コメディ from イギリス

あちこちに英国教会を風刺したブラックな笑いをちりばめつつ、誠実聖人な主人公が良くも悪くも人々を変えていく、じわじわニヤニヤする作品でした♪

181番の使い方とか、上手いなぁ～



強壮剤で富を築いたデスパルト家が牛耳る田舎町、オービストン・パーヴァ。

上手く操れる新しい牧師ジョン・スモールウッドを呼ぶが、間違えて同姓同名のスモールウッド(ピーター・セラーズ)が来てしまった。

神にひたすら忠実で誠実なスモールウッドは、誰にでも手を差し伸べ、デスパルト家のような権力のある者も浮浪者も同等に扱う、なかなかの異端児！

が、そんな牧師に町人は段々と絆されていく。

そして食料などの配給などを始めるも、人間はやはり愚かで欲深くて……



盲信狂信とまではいかないけれど、やはり牧師はこれくらい神を心底信じていないと勤まらないのだなぁ～

何があっても神からの試練とか、貧しいものに全てを分け与えよとか。

が、ただの信徒や町人はそこまでには至らず、簡単に堕落していく。

神を信じてると言えば家も食事も与えられるなら、誰だってそうしますよねw
で、町がどんどん衰退していく。

ある程度の妥協やバランスは必要なんだよなぁ～
それを誰がどう決めるかなのだろうけど。

さてどうする？
と思ったら、まさかのオチにはビックリ☆

ちなみに大家族の長女がGAGA様みたいな美人さんでした～

ビジネス

上流階級が暮らす地区に配属されたスモールウッド牧師が巻き起こす騒動を描いたコメディ

プライド
社会風刺が効いてます

白黒
皮肉が込められています

聖書
宗教要素がある

ロケット〜

若き日のスティーヴ・マリオット(スモール・フェイセズ、ハンブル・パイ、ソロ)がチョイ役で出ている！