Mia

チャーリング・クロス街84番地のMiaのネタバレレビュー・内容・結末

-

このレビューはネタバレを含みます


待って、なにこの最高の映画。
出会えてよかった。


イギリス文学の古書を求めるニューヨーク在住作家の女性と、イギリスで古書店を経営する男性との文通を通して別の場所で生きる2人を写した映画。
ユーモアたっぷりの、そして優しさに溢れた2人の、人生を写した映画。

この映画に大きなピークは来ない。
だからこそ心地よく、ずっと続いてほしいと願ってしまう。
穏やかな音楽に、温かい光、文通を読み上げているからか映像化されていない言葉まで全て想像される。景色だけじゃなく、匂いや感触、その場にいない人たちの気持ちまでも読み取れる。
久々にサブスクの中で、映画見てる!って実感した。


本を求めて送った手紙から、2人は文通を開始し、顧客以上の関係に。戦争で苦しくなった生活に少し花を添えるように、古書店で働く方々に缶詰やストッキングを送ったり、求める本がなくても手紙のやり取りをしたり。

最後は結局男性側がなくなってしまい、直接会うことはできなかったけれど、女性はついにイギリスの地に降り立ち、何度も手紙を送った場所に辿り着いた。
Mia

Mia