パスタのために人を傷つけるアッカトーネ頑張らなきゃいけないのはわかってるアッカトーネ。働きたくないアッカトーネの暮らし
パゾリーニ監督の作品って奇抜なストーリーの印象が強かったのだが、これはわりかし…
パゾリーニ監督(当時39歳)の長編デビュー作。前年のゴダール監督デビュー作「勝手にしやがれ」と奇跡的な符合を見せる作品。”アッカトーネ”とは”乞食”の意味。助監督はベルナルド・ベルトルッチで、彼のオ…
>>続きを読むポスト・ネオレアリズモ的な社会の相貌にこそ思いを巡らせたいのだが、不良青年たちの行動の残酷さが(時代の限界とはいえ)どうも度を越しており、なんとも評価しかねる。
計画性の無い撮影や荒削りな編集にも…
このレビューはネタバレを含みます
ピエル・パオロ・パゾリーニの監督デビュー作
殺しも厭わないと揶揄され、妻とその家族からも見放される悪党アッカトーネのクズ男ぶりが見ていて哀しい。働く意欲もなく、ヒモとして生きる男達と一緒にいること…
パゾリーニ版寅さん。悲壮感のバランスが、オリジナリティになっているのかも。特にラストの展開がゴダール『勝手にしやがれ』にまんまトレースされていたり、ヌーヴェル・ヴァーグへの影響は大。ただ、出演者の田…
>>続きを読む華麗なるヒモ生活のスローガンは、
働くやつは罰当たり!
クズはクズらしくクズに徹していればよいものを、純真無垢なる処女(おとめ)に恋してうっかり真人間になろうとか血迷ったのが運の尽き。クズがそうそ…
多分、2000年の没後25年の特集上映の際、観たかもって思っていたが覚えていなかったので、今回の映画祭で鑑賞。
上映後の野村雅夫氏のトークイベントの解説を聞いて見方が分かった気がした。
パゾリーニが…
ムダに美形なプラプラ青年が大勢出てくる。
1960年ローマオリンピックに沸くローマの周縁には本作に出てくる貧しい地区がありパゾリーニの興味はそこに向かっていたということなど野村雅夫さんの解説がめっち…