イタリア映画祭2022にて
ピエロ・パオロ・パゾリーニの監督デビュー作
徹底的にヒモ男なアッカトーネの清々しいほど他責思考な誇るべきヒモ生活を見せていく
見たら憤慨する人が出てきてもおかしくなさ…
Work kills people.
Either the world kills me or I kill it.
ネオリアリズム。ポスト第二次世界大戦。貧しいイタリア。非人道的だと思ってしま…
60年代前半、ゴダールが「勝手にしやがれ」を、ブニュエルが「皆殺しの天使」を、小津が「秋刀魚の味」を撮っている頃、パゾリーニはイタリアの街に出て、底辺の社会を彷徨く若者たちを撮る。
戦後の都市開発…
ピンプとして自分の愛人を売春婦にすることで、自分は働かずに収入を得ている主人公がいる。主人公のような人々にとって働くとすれば重労働しかなく、労働する生活を選べばその労働に一生縛られて生きることになる…
>>続きを読む初期フェリーニ映画にもよく出てくる『働かず、カフェにたむろすいい大人』の生き様と死をつぶさに描いた作品。
戦後の『奇跡の経済』に関わろうとしないドラ息子たちが、どのように生まれたのかは『すでにある現…
ヒモ賛歌
女から金をせびり、時に引っ掛けた女を娼婦にする男達
女は金を稼ぐ道具でしかなく、そこに愛は無い…。
ここまで徹底して働いたら負け!!!!って言われると潔さすら感じる。
一目惚れした女の為に…
パゾリーニが文学・詩から映画界に移ったことに誰もが驚いた記念すべき監督デビュー作。
助監督はのちにイタリア映画界を牽引していくベルナルド・ベルトルッチ。パゾリーニに口説かれ…
働かずに娼婦のヒモとして生きるアッカトーネ。
そんなときに出会った女と再起を図るも…。
戦後に生きる底辺の中の底辺。
クズは結局はクズである。
働いたら負けを全身で体現。
一度こうなると抜け出すの…
映画を撮るために映画を見たらしい。
パゾリーニ「カメラが揺れずに動いてるぞ、あれはどうやって撮ったんだ」
ベルトルッチ「はい、レールというものがあるらしいです」
パゾリーニ「じゃあ、お前そのレ…