Y

SPY リー・チョルジン/北朝鮮から来た男のYのレビュー・感想・評価

3.2
若かりしシンハギュン目当てに。

これの前にチャンジン監督の1本前の作品「あきれた男たち」(シンハギュンのデビュー作)を観ていたから、テイスト似てるなと思った。シルエットを美しく撮るところとか、映像感覚が同じ。前はコメディでこれはスパイものだけど、話が違ってもテイストは変えない人なんだなと。

「余計な肉付けが多いのでは」という感想は皆さんと同じ。主人公のサブ任務+主任務、お嬢さんとの話がとても良いだけに、あとは要らないのでは…というのが正直な感想。目当てで観たシンハギュンパートすら要らない。弟が居なくても話は全然成立する。

ただ、これも監督の作風として、ああいう並行エピを挟みたい人なのかなと。ちょっとしたおかしみというか脱線というか。「4人組の少し間抜けな男」というのは「あきれた男たち」そのままで、何でか知らんがこの頃こういうのを描きたかったのかな、とか。

これからガン&トークスやトンマッコルへようこそに進むので、その点が洗練されていくのか注目してみたいと思います。

主軸のお話自体は、誰とも深い関係を持てず、命令されて使い捨てられるスパイの悲しさというところはしっかり伝わり、そこは好きでした。

しかしシンハギュン、20代と40代でルックス同じではないか?(演技はもちろん歳と共に洗練されているが。)謎俳優だ…
Y

Y