パピヨン

ディレクターズ・カット JFK/特別編集版のパピヨンのレビュー・感想・評価

3.8
オリバー·ストーン監督についてチョッと。徐々に変化はしているけど、アメリカでは多くの方々が“原爆神話”「広島·長崎の原爆投下は、戦争を早く終わらせ、100万人のアメリカ兵の生命を救った」を信じていますが、監督は早くからそれに反論していたそうです。
手掛けた作品は、「プラトーン」「ウォール街」「7月4日に生まれて」「ナチュラル·ボーン·キラーズ」「スノーデン」等々、他の方なら別の作品を記すると思われる程たくさんありますね。アメリカ合衆国大統領を題材にした作品も、本作品の他「ニクソン」と「ブッシュ」と3作品もありますね。
ニューオリンズの地方検事ギャリソン(ケビン・コスナー)は、昼食中に大統領暗殺の一報を受けます。直後に逮捕されたオズワルド(ゲイリー・オールドマン)と言う人物は、ニューオリンズの法曹界では、トラブルメーカーとして知られた人物でした。ギャリソンは直ちにオズワルドについて調査を開始するが、大統領暗殺の二日後に警察署内で射殺されてしまいます。それから3年ギャリソンは、調査委員会の報告書を繰返し読みあさりますが、調べれば調べるほど矛盾や疑念が高まります。ギャリソンとアメリカ合衆国との戦いが幕を開けるのです!
大枠で史実って凄いです。アメリカ合衆国のどんな巨大な力が、若き大統領を葬り去り、暗殺事件そのものとその後をコントロールしていてのか?監督が得意とする、ドキュメンタリータッチの臨場感溢れる人間ドラマ、サスペンスにドキドキします。
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