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吸血鬼ドラキュラ対狼男のsonozyのレビュー・感想・評価

吸血鬼ドラキュラ対狼男(1967年製作の映画)
3.8
原題: La Marca del Hombre Lobo(The Mark Of The Wolfman=狼男の印/発現)

スパニッシュ・ホラーのスターだったポール・ナッシーの初主演作というカルトな作品を。
少年時代に夢中になっていた「狼男」の脚本を書き、出資も得たものの主役俳優が見つからず、プロデューサーのアドバイスで自ら主演もやってみたということのようです。笑
本作がスペインやヨーロッパ各国で大ヒットし、以降、狼男ものを複数脚本&出演。

伯爵の娘ジャニスと、判事の息子ルドルフの婚約前パーティ的な場で二人の父親もご満悦な様子。
そこにポーランドの亡命貴族ダニンスキー(ポール・ナッシー)が現れ、ルドルフが離れた間にジャニスとダンスをすると、何やら彼のフェロモンに取り憑かれちゃった様子のジャニス。

ジャニスとルドルフがデート中に立ち寄った城の廃墟に現れたダニンスキーは、その城にまつわる狼男の話をする。地下埋葬室には銀の十字ナイフを胸に刺されて死んだ狼男が眠っていると。
その話に興味津々で、さらにダニンスキーに惹かれていくジャニスに困惑するルドルフ。

嵐になりそうなある日の夕方、ジプシーのカップルの荷馬車がぬかるみにハマったのを車で通りがかったダニンスキーが助け、雨宿りの場所としてその廃墟の城を教える。
ジプシーのカップルは城に入り、見つけた古いワインで酔っ払い、ここには貴金属があるはずと盛り上がり、地下埋葬室の棺桶を開け、指輪やネックレスを見つけて喜ぶ。
さらに大きな棺桶を開けると妙に生々しい死体が。胸に刺さっている銀の十字ナイフを抜き取ると...狼男が甦り、二人は殺されてしまう。

狼男が甦った町には恐怖が広がり、猟師&猟犬が狼男狩りに繰り出す中、現れた狼男に襲われたルドルフを助けようとしたダニンスキーは、狼男に咬まれながら、胸に銀の十字ナイフを刺し退治するが、狼男に咬まれたことで、夜になると自身も狼男に変身してしまう。

命の恩人ダニンスキーを何とか助けようとするルドルフとジャニスは、廃墟の修道院で、あの甦った狼男に対峙した際のドクターの手紙を見つける。
そのドクターなら解決してくれるはずと手紙を出してみると、すぐに向かうと返信が来て、数日後に現れたのは2人の怪しげな男女。
ドクターは数年前に死に、その息子と妻だと言う彼らだが、実は吸血鬼だった。。。というお話。

元重量挙げ選手だったというダニンスキー(ポール・ナッシー)は、日本で言えば力道山?草野仁?的なムード。
登場する女性陣がみなさんエロくてよろしい。笑
某Tube & 英語字幕データを探して見ましたが、なかなか楽しめました。
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