NoAceJustYou

ゴーストシップのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

ゴーストシップ(2002年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

2024/01/21鑑賞。71点。
あまりにもぶっ飛んだ展開の連続で娯楽映画としては最高の出来。作品の雰囲気をぶち壊すMUDVAYNEの楽曲さえも愛おしくなる。
【タイタニック】に【ターミネーター2】のT1000が乗り込んできた映画。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
1962年5月。
イタリアの豪華客船【アントニア・グラーザ号】が航海中、乗客と共に消えてしまう。

40年後。
空軍パイロットのフェリマン(演. デズモンド・ハリントン)が、サルベージ船【アークティック・ウォリアー号】の船長・マーフィー(演. ガブリエル・バーン)に接触してくる。
フェリマンは「ある難破船に積まれた財宝を手に入れるため、力を貸してほしい」と依頼し、フェリマンは手を貸すことに。
クルーのエップス(演. ジュリアナ・マルグリース)、ドッジ、グリーア、サントス、マンダー(演. カール・アーバン)も参加することになる。

ベーリング海に向かった一向は、難破したその船をすぐに見つけ、【アントニア・グラーザ号】だと知る。
【アントニア・グラーザ号】の中に進むと、1962年にはなかったデジタル時計を見つける。自分たちよりも先にこの船を見つけた者がいると知るが、手柄は自分たちが取るとマーフィー。
さらに奥に進んでいくと、大量の金塊を見つける。時代が違えど、金塊には保険をかけるのが常識。だがここにある金塊は識別番号が意図的に消されており、盗んだ金塊をこの船に積んで1962年の航海が行われたことが分かる。
マーフィーの提案により、金塊だけ【アークティック・ウォリアー号】に積み込むことに。

しかし【アークティック・ウォリアー号】が突然爆発し、グリーアとサントスが巻き込まれる。グリーアは軽傷で済むが、サントスは死亡。爆発によって船の底が空き、溶接することになる。

クルーたちは、船内で亡霊を見始める。
【アントニア・グラーザ号】が消息を断つ2日前、沈没しかけた【ローレライ号】を救援し、その【ローレライ号】に積まれていた金塊も船内に移動させていたと判明する。

エップスは、【アントニア・グラーザ号】の乗客だった少女・ケイティ(演. エミリー・ブラウニング)の霊と出会う。
ケイティは、1962年に船の中で何が起きたのかヴィジョンを見せる。
【アントニア・グラーザ号】の一部の船員たちが金塊を手に入れるために殺し合い、最後に生き残った者はフェリマンに殺害された・・・。フェリマンの正体は、魔王・サタンの使徒で、船がいっぱいになるほどの魂を集めてそれを地獄に持って行く役目を担っていた。フェリマンは、死者の掌に刻印を押し、刻印を押された魂は成仏できずにフェリマンに回収される。フェリマンは、自分の回収した魂を操ることができるため、霊を使って船員たちを襲わせる。
またケイティは、船員2人に部屋に連れ込まれてレイプされ、その後首吊り自殺をしたため、フェリマンには気付かれず刻印を押されていない。そのため、船の中にいる他の霊たちとは違って自分の意志で行動ができるのだ。

そんな中、マーフィーが錯乱してエップスを殺そうとしたため、彼を拘束することに。しかし、目を離した隙にマーフィーは死亡。
グリーアは高いところから転落して串刺しになって死亡、マンダーは溶接中に機械に巻き込まれて死亡。
全てフェリマンが仕組んだことだった。

真相に気づいたエップスは、フェリマンと対決し、彼を倒すためにC4爆弾を起爆させて【アントニア・グラーザ号】ごと爆発させる。
溺れかけたエップスは、ケイティの霊に救われ、爆発騒動を聞きつけて救援に来たボートに保護される。
【アントニア・グラーザ号】が破壊されたことにより、船員たちとケイティは成仏する。

最寄の島へ搬送されたエップスは救急車に乗る。ふと外に目をやったところ、金塊の積まれた木箱が島に運ばれる様子があった。
金塊を運ぶ人たちの中には、ドッジと殺したはずのフェリマンがいた・・・。
溶接中のマンダーを機械に巻き込んだのが実はドッジであること、フェリマンは不死身の存在であり別の方法で死者の魂をこれからも回収し続けることが明らかになる。
エップスは打つ手がもうないと絶望してEND。
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