LEE

復讐ドラゴン 必殺拳のLEEのレビュー・感想・評価

復讐ドラゴン 必殺拳(1972年製作の映画)
4.2
上海ドラゴン英雄拳の精神的な続編である一本


ストーリーは殺された仲間の復讐というカンフー映画のど定番
そんな映画を他のカンフー映画と差別化しているのは男臭さの塊である陳觀泰
彼の兄貴分的な雰囲気が他の映画にない存在感を醸し出していた(これがスター性!
仲間のために命を張るという張徹らしい題材なんだけど、本作は他の張徹作品に比べて女性の存在感が非常に大きくなっている
いつもの張徹作品だったら王鍾との友情をメインに描くと思うけど本作はヒロインをメインに描いているのでロマンチックな作品となっている(なので女性も見やすい…かも?


アクションは陳觀泰のダイナミックな動きと劉家良の武術指導が絶妙にマッチしていてとても面白かった
カンフー映画にしては比較的現代が舞台になっているので(戦後ぐらい?)、バイクや自転車も飛び出すアクションとなっていて他のカンフー映画との差別化も出来ていた
そしてラストは前年に引き続き腸飛び出しても戦い続ける張徹らしいスタイルで大満足


脇のからみ役などに劉家榮やヤムサイゴンが出てたり、傅聲が陳觀泰に声をかける役で出てたりと後のスターを探すのも楽しい一本
カンフー映画好きなら満足間違いなしの一本
ラストもいいしオススメ!
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