グロ描写への謎の力の入れ具合と、斬新なラストシーンで個人的に好評だった『コープスパーティー』の続編。
この手の作品にありがちな、設定だけ引き継いだ続き物ではなく完全続編になります。
その上、前作のあらすじとかは教えてくれない硬派な作りになってるので注意が必要です。
自分なんぞは前作観てから3カ月程ですが、不思議な事にお話しをキレイさっぱり忘れさってて、そのうち思い出すかなんて思ってたら映画が終わってたんで、まだの方は前作と続けて観ると良いのではないでしょうか。
生駒ちゃんも時系列を意識してか、前作から引き続きカチカチのヒノキの棒演技を再現してくれてます。
個人的には、ぱるるさんの塩演技の方が好みですね。
アイドルホラーらしからぬハーコーなグロ表現は健在で、開始早々からやってくれます。出会って3分でハラワタです。
サチコさんは今回もハサミ一丁でハサミの限界を超えた殺戮を見せてくれますが、前作の方が殺し方に個性があって良かった気がしました。
全体を通してちょっと虫を多用し過ぎなのも気になる所です。
ラストも、前作を踏襲した終わり方で悪くはないですが、前作の方が断然良かったですね。
ストーリーはめちゃくちゃで、強引な後付け設定満載なんだけど嫌いになれないシリーズです。
そもそもおまえ何しに行ったんだとか、やることなす事すべて裏目に出とるやんけ的なツッコミは置いといて、ドジっ子たちのドタバタを生温かく見守りましょう。
