明石です

フライングハイ2/危険がいっぱい月への旅の明石ですのレビュー・感想・評価

4.0
人類初の宇宙船での月面旅行。しかしAIの暴走により目的地が太陽に変更され、そしてパイロットが宇宙空間に放り出されてしまい笑、機内で唯一飛行経験のある空軍出身の男が不時着を任される話。愛すべきお馬鹿コメディ『フライングハイ』の続編。序盤から阿呆なネタの連続で、初代より盛大に笑えました。最高。

監督脚本はザッカー兄弟&ジム・エイブラハムズではなくなってますが、ノリと阿呆らしさはしっかり引き継がれてる。主演助演含めキャストは1からの続投が多い印象(レスリー・ニールセンが出てないのはちょっと寂しいけど笑)。前作で飛行機を不時着させ乗客の命を救って英雄となった主人公が、その後ずさんな裁判により強制入院させられた精神病院から脱走して、宇宙船に忍び込むところから物語は始まりはじまり。

冒頭のスターウォーズ風字幕(”The Galaxy far far away”から始まるアレ笑)をパロったネタから爆笑しちゃった。今作は宇宙が舞台ということで『ET』やら『2001年宇宙の旅』やら『スタートレック』やら、名作SF映画のパロディネタが満載。そしては相変わらずネタは渋滞笑。大まかなストーリーは前作『フライングハイ』とほとんど同じ(舞台が宇宙に変わっただけ笑)ですが、同じことをやってるのが良い。前作のネタを踏襲しつつ、しっかりオリジナリティを上乗せしてくれてるから素直に笑える。皆真剣な顔でお馬鹿なボケを連発し、誰1人突っ込まないスタイル。好き。

ハイジャック犯がギフトショップで爆弾を買ったり、金属チェックで女性の服だけ透けて見えたり、機内の暴動でラグビーの審判が出てきたり、ソ連のレポーターが銃を突きつけられてニュースを読んでたり、揺れる機内で巨乳がドアップで映ったりと、阿呆らしさ全開のお馬鹿ギャグは健在。ネタの質は確実にパワーアップしてる。どれだけ笑わすの!想像の遥か上をいく素晴らしい続編でした。3がないのが悔やまれる。。
明石です

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