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帝都物語のEruMiのレビュー・感想・評価

帝都物語(1988年製作の映画)
1.5
小学生以来で見直してみた。中盤の関東大震災後の風景は素晴らしいし、豪華なセットや小道具は見応えがある。時々素敵な光の使い方があるものの大方はわざとらしすぎる。俳優の演技も酷い。特に嶋田久作は今見るとハマリ役なのかどうか?口元がちょっと下品だし頭部がデカすぎる。起用の要因に少なからず当時流行っていたターミネーターの影響があるのではないだろうか。だとしたらチャラ過ぎる。原作は読んでいないが日本の過度な近代化を憂う安倍晴明の末裔がただの悪役に成り下がっていて、原作は絶対そんな薄っぺらい人物描写じゃないはずと思った。平将門の電撃で痺れる嶋田久作、ギャグでしかない。テンポ悪すぎで途中でギブ。ギーガーデザインの酒呑童子まで到達できず。すごく頑張っているスタッフがいる感じはすごいするが全体的には台無しのレベルです。
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