あーぁ

オンリー・ザ・ストロングのあーぁのレビュー・感想・評価

オンリー・ザ・ストロング(1993年製作の映画)
3.8
3年B組〜カポエイラ先生!!


処刑教室の世界に最強のカポエイラ使いマーク・ダカスコス先生がいたらあんな大惨事にはならんかったかもよ。

『ジュヴォーダンの獣』のマーク・ダカスコスの初の主演作となった今作ですが、非常に良くできている学園アクション物となっており、新米教師のダカスコス先生が暴力しか知らない育ちの悪い不良生徒達をブラジルの古武術カポエイラで正しき道へと導くスポ根ならぬカポ根ストーリー!


冒頭のオープニングでタモリ倶楽部の空耳アワーなら完全に''バナナウェ〜イ!''ってテロップ入るん間違い無しな謎の民謡をバックにカポエイラに汗水垂らすダカスコス。

軍を退役しマイアミの母校へと戻ってくるとそこは無法地帯と化した不良の溜まり場と化しており、完全に母校は見る影もなくなって処刑教室(もちろん無印の方)みたいな暴力が横行する学校へと変貌していた。


そんな母校を救う為、ブラジルの伝統武術カポエイラを教える講師となり、不良生徒達を更生の道へと導こうとするが、最初は不良達にもつっけんどんにされてカポエイラなんてオカマの踊りだとか馬鹿にされる始末。


しかし熱心に生徒達と向き合う姿にカポエイラを通じて次第に生徒達と打ち解け合い、徐々にカポエイラの魅力に染まって更生していく生徒達、
そしてダカスコス自身はというと、ちゃっかり元同級生の先生と夜のカポエイラに勤しむっつうねw

とくに倒立からのカポエイラキッスは是非夜の床で真似したいな!笑


後半、急にラスボス感漂わせて出てきた悪の親玉のギャングのボスから、『俺のギャングの手下供にカポエイラを習得させろ』とか脅されて、ダカスコス拒否ったためにボコボコにやられまくるんやけど、ギャングのボスも何故かカポエイラ使いというまさかの展開なヽ(゚Д゚)ノ

いや、お前が手下にカポエイラ教えろよつってな笑

そして遂には生徒を殺され、その責任を取らされ学校を追放されたダカスコス先生の怒りのカポエイラが炸裂する後半の怒涛のカポエイラバトルと生徒とのそこはかとなく部活終わりの部室臭の詰まったコッテコテの友情、いやはや悪ない。

またセガールとかと違って意外にダカスコスが結構殴られたりやられたりするんがまた応援のしがいがありましてね。
クライマックスに敵に負けそうになるダカスコス、そんなダカスコスを応援する生徒、そしてカポエイラの魂が一つになった''バナナウェ〜イ!バナナウェ〜イ!バナナー!''の泣きの壮大な合唱バトルは涙無くして見れん!

ダカスコスは今年公開の『ジョン・ウィック チャプター3』にも出演するので是非皆んなもダカスコスが負けそんなったらバナナウェ〜イ!の掛け声しよな!
あーぁ

あーぁ