ヘラルドスクエア

ひばり十八番 弁天小僧のヘラルドスクエアのレビュー・感想・評価

ひばり十八番 弁天小僧(1960年製作の映画)
2.6
佐々木康監督×美空ひばりのタッグ定期で、男前なひばりちゃんを存分に楽しめます。
白波五人男の名場面は卒なく網羅されています。
特に万引き疑惑から、浜松屋の詫びからの、知らざあ言って聞かせやしょう、までは最高潮です。
若山冨三郎さんも若くてみずみずしい。
ひばりちゃんとのここでのツーショットはホント名場面の名にふさわしいです。
女性が弁天小僧役で、娘は実は弁天小僧の女装だったという、とっても粋な話。
とりかえばや。
ベルばらのオスカルは男装の麗人だから、宝塚で女性が演じて正しいし、リボンの騎士もやっぱり男装の麗人ですから声優は太田淑子さんで正しい。それからもう一回捻らないとひばりの弁天小僧にはなりませんね〜。
少年がロザリンド役で、男装したロザリンドが女の子になるのは少年で…??
うーんシェークスピア『お気に召すまま』とはいい勝負??
稲瀬川の土手で番傘の五人衆勢揃いのシーンは舞台での剣劇のワンシーンという設定の妙。
大向うを唸らせます。
「五千両!」