ベタレイヤーテール

TRANSPORT トランスポートのベタレイヤーテールのレビュー・感想・評価

TRANSPORT トランスポート(2005年製作の映画)
3.3
四次元世界とうたっているがそんなSF感はありません。世界線は1本の自分にも影響するバタフライエフェクト系タイムリープもの 。B級、低予算、貧困、ドラッグ、低脳…、といった背景で我慢してみる必要はあるかもしれない。またインテリ・映画通の方々にはありきたりかもしれない。そういう人はインセプションとか繰り返し見てればいいんじゃ無いでしょーか。ていうかこっち来んなよ💢
主人公のアート君は頭も良くなく、仕事も家もないが愛しい美しい彼女コーディがいる。その彼女が突然倒れ死の淵をさまようことになり、茫然としているときにタイムマシンを偶然か何の因果かで手に入れ、試し試し過去を変えようと試みる。が、なかなかうまくいかない。賢くないのだ。過去の人物たちとうまく会話したり立ち回ることもできず、もがく。焦りが募る中、彼女への執着がひたむきさとなり、次第に真剣に事態と、自分自身と向き合っていく…。
賢くもない主人公の脚本をしっかり描くというのは結構高度なんじゃないだろうか。ファンタジー。私は、良かった。