今見るとよくある愛する人を助ける為に過去に何度も遡るタイムリープものですが、当時みてたら違ったはず。
主人公の男の子は愛する人を助けるためにちょっとおバカなんだけど、知恵を振り絞ってタイムマシンを使い過去に戻り彼女とその周辺の環境を変えようとします。
彼女の人生における壁を全て取り除けば、きっと彼女が死ぬ運命は変わるはずだと信じて…。いじめられた過去、トラウマを追った過去、などなど。
彼女の人生の分岐点を何度も訪れる度に次第に主人公の中である決意が固まり、最後の選択へと繋がっていきます。
ラストは、よくも悪くも運命というものの壁を感じる終わりでした。
恐らく比較作品としてバタフライエフェクトが出てくると思います。
正直、バタフライエフェクトの方が話の盛り上がりや構成が圧倒的にうまいし面白いけど、先に本作を見てたらもっと評価は変わっていたように思います。
この手の映画を見た事が無い人にとっては、とても楽しめると思います。
