のりまき

アナザー プラネットののりまきのレビュー・感想・評価

アナザー プラネット(2011年製作の映画)
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ローダは飲酒運転で事故を起こし、相手を死なせてしまう。受刑後、謝罪しようと被害者の夫の家を訪れ、自分が一人の男の人生を破壊したことに気づく。咄嗟にハウスクリーニングだと嘘をついたローダは毎週掃除をするために彼の家に通うことになる。
これだけならよくある贖罪恋愛物だが、空にもう一つの地球が浮いていることがミソ。突如現れたあちらの地球には、こちらの地球と同じものがあり、同じ人が生きている。罪悪感を持つローダは「もう1つの地球」へ行くプロジェクトに応募する。
掃除夫仲間の自傷行為や、ノコギリバイオリンなど、小道具や脇使いも上手く、手持ちカメラもあってノスタルジックな雰囲気。日本のアニメのような見心地だ。
「行くな」と言われて暴露するシーンでは「言うな。包んでおいて去る方がいい!」と力が入った。
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