幼少期の父の虐待のせいで耳も聞こえず口も聞こえなくなってしまった主人公。
人間の友達や恋人と呼べる存在は当然居なく、友達は人形だけ、人と話す事ができず、とても孤独。
そんな彼はこのどうしようもないこの感情を紛らわすためか死体安置所に出向き、死体の目玉を抉り、持ち帰って保管したり死体の首をギコったりするようになる...。

※書きたい事(死姦、死体愛好者の思考、死体愛好になってしまう原因など)は色々あったんだけど、別の所で書こうと思うのでレビューは短くなります。

タイトルが良い、「モスキート/血に飢えた死体マニア」。全部当てはまってる。

本作はどうしようもない主人公のただただ暗く孤独な人生とネクロフィリア要素が見どころとなっていて、自意識過剰かもしれないけどなんか同情というか感情移入までしてしまった。(友達がいない、人形(私はぬいぐるみ)が好き、死体愛好という要素が共通していたため。)

ネクロ要素は前述した通り、目玉を抉り持ち帰って家で保管(どこかのロマンティックで観た光景)、死体の首をギーコ！、さらには「モスキート」とある通り死体に管を刺しチューチュー血を吸う。

ストーリーにそれなりに展開はあるものの、正直目新しいもの・ネクロ要素以外に萌えるモノは無かった印象。
とはいえそのネクロ要素がとても良く切なく、感動的であり美しいもので非常に満足ではある。

死姦(ネクロ)映画として観ると満足だけど、普通の映画として観るとあんまり...って感じでしたね。
不快度指数高め！とか言われてるけど個人的に不快度は2%くらいだった。

視聴 2023年10月2日

• #izuのお気に入り
• #Necromovies☆
• #♡tVHS
• #♡70～80's

家庭内暴力のショックにより唖者になった青年が、真の愛情を求めるうちに、死体愛好家へと変貌してしまう。自己を喪失している青年の粉骨砕身ぶりを描いている、猟奇サスペンス。実話ベースらしいが、詳細は不明。

喋れない主人公の一挙手一投足により、不穏な空気を作っていくスタイル。「鑑賞者の生理への挑戦」が機能しており、主人公の気持ちを汲み取ろうとする行為が、却って恐怖心を呼び起こしてくる。

倒錯者となった青年の奇行がエモーショナルに描かれており、「魂の抜けた人間を自分の傍に置きたい」という欲求の昂りが、しっかり伝わってくる。血液をチューチューしてからの恍惚の表情作りも素晴らしい。

死体処理を含めたスプラッター描写が拙く、抽象表現が微妙に下手っぴなため、困惑状態に突入してしまいがちだが、珍味としてはアリ。主人公が愛用するミニバイク（モンキーみたいなヤツ）とヒロインの死後硬直演技だけでも拾い物。

VHS買ったので再レビュー🥳🎉🎉
死体安置所で目玉をえぐり、喉を切り裂き血をすする聾唖の男がいた！！ "ニュールンベルグの吸血鬼" 実話だそうだ

男の乗ってる可愛いミニバイク、ドイツの無機質な街並みや質素なアパートが素敵🧡
男の部屋に並べられた不気味なドールたち。暗く静まり返った真夜中の死体安置所で横たわる美女の死体。パイプオルガンの激しい音色。はぁ〜たまらんっ🥺💕
好きな女が死んで荒ぶる男、その後風俗でレズプレイをただ眺めるだけってのが切なくてサイコー！！
ガラスのストローで血を吸うアイデアも素晴らしく、死んだ女の唇を自分の血で真っ赤に染めるとこや、彼女との妄想が儚くて美しすぎる✨

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