このレビューはネタバレを含みます
記者として母として人として、失ったものと得たものがある。そして自分自身は自分次第で何度でもやり直しがきくが、周りはそうじゃない。
情報源を明らかにしてもいいのでは?と思えた場面が2回あった…
CIA捜査官エリカが僅かでも周りに自分の身元や捜査情報を漏らしてしまったのは本人のミスなので、彼女が亡くなった時。
もう1つは、スタンが法廷で告白した時。
個人の尊厳について考えさせられた。
実話だけにハッピーエンドにはなり得なかったのだろうけど、多くの人が不幸になりすぎていて後味が悪い。
映画の脚色ではあると思うが、弁護士の世論を天気に例えたり、弁護人個人を知っていく中で、自らの人道的な思いと対峙しながら、言論の自由を守る姿をサポートすることに葛藤を覚えるところ、最高裁でコメントしたシーンは重みがあった。