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ポゼッションのLEAKCINEMAのレビュー・感想・評価

ポゼッション(1981年製作の映画)
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映画が終わり、場内が明るくなってもボクは中々席から立ち上がることが出来なかった。帰り支度さえままならなかった。ただ呆気に取られ、ただその場で放心状態になっただけだった。これほどまでショッキングな作品は他にないと直感せざるを得なかった。

ボク個人的な見解だが、《得体の知れない映画》に分類出来る作品は数少ない。しかもそのほとんどがアート作品として捉えることが可能だ。でも本作は例外。紛れもなく例外。《得体の知れない映画》そのものである。

名優サム・ニールが出演しているからといって甘く見てはいけない。スクリーン内で一体何が起こり、何が起ころうとしているのかを理解するたる思考回路を素直に廃棄してしまう。当たり前かの如く。自然現象の如く。

最初は暗くどんよりとした・・・・おっと、これ以上本作に触れてはバチが当たる。ネタバレの領域を超えてしまうから、あとは皆さんで覚悟を決めてご鑑賞あれ。(これ以上何が言える?)

あ、最後に一言だけ。「イザベル・アジャーニの眼を直視するな」以上。
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