ダミアン君に恋してる

ポゼッションのダミアン君に恋してるのレビュー・感想・評価

ポゼッション(1981年製作の映画)
3.8
ぎゃぁぁぁぁ~!!!!!
どぎついものを観た…!!!!!

夫婦愛がこじれて殺し合いに発展するのかと思いきや…違う。

なんじゃこりゃ~!!!!!???


─狂おしいまでの愛が、異形の怪物を生んだ─


妻役のイザベル・アジャーニさんがとんでもない。美女が発狂して、のたうち回って、果てには血みどろ妖怪に…

こここ怖い…怖いよ。
怖すぎるでしょこれはっっ!?!?

置かれている状況の訳の分からなさが、さらに恐怖に追い討ちをかける。

サイコパス…?
オカルト…?
SF…?

どれもがミックスされたかのような、不気味で奇妙すぎて理解不能の物語。

私はこれ、オカルトっぽいロマンスホラーだと思うなぁ。しかし本当にヤバい(笑)

サム・ニールさん大好きだわぁ♡♡♡
彼って観てるだけで飽きないのよねぇ。
オーメンのダミアンより、本作のマルクの方が断然キャラクターの個性が強い!その点、ゾクゾク楽しませてもらった♪素晴らしい狂いっぷりで大変満足!!ますますファンに*☆

このDVDを定価より高い価格で買ってまで観ようと思ったのには、サム・ニールさんの存在が一番大きい♡

絶句できるほどの映画って、そうそう無いと思う。女の狂気を理解を越えた芸術レベルまで高めて完成させた戦慄の問題作。

グロテスクささえも美しく感じられる、イザベルさんの我を忘れきった狂気の大熱演は腰を抜かすほどに素晴らしい!!!

観ているこちらまで、息が上がってくるような、首を締め付けられてもがきたくなるような、腹部を殴られて吐き気をもよおすような…そんな最恐の疑似体験を与えてくれた。

演技を越えた演技の凄まじさ…
この女優さん凄すぎるよ…

あんな凄いものを見させられ続けたせいで、私もまるで全身を針で刺され続けたみたいな疲労感が今でも残っている。




神様、あなたはいつ私を殺して下さるのですか?



愛は巡りめぐって、一体どこへ…?




理解したいのに、完全に理解できない面白さ。

異形の怪物…

怪物…かいぶつ…

醜いそれが自分の分身なのだと気づいてしまう時、世界は崩壊する。

だけどそれでも構わない。

あなたを完全に私のものにできるのなら…


*☆Keyword*☆
『Apocalipse Mother of God..』