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生れながらの殺し屋のlemmonのレビュー・感想・評価

生れながらの殺し屋(1947年製作の映画)
4.1
ラストはもう痺れまくった。
いいねえ、クズ野郎どもが疑心暗鬼に苛まれて、あれよあれよという間に終幕を迎える。

序盤からヒロイン演じるトレヴァーの存在にソワソワさせられた。別にこれといった普通の人間かと思いきや、どこか拭い去れない不信感があった。

血の繋がらない妹を大切にする優しい姉。ただ、徐々にその妹より勝りたいという感情が伝わり始める。それもほんとさり気なく。


ヒロインは殺人が起きた後の現場に運悪く立ち寄ってしまう。彼女は尋問やら警察に巻き込まれるのが億劫でそのまま立ち去る。遠い実家に帰る道中に出会った男。惹かれ合う2人だが、ヒロインには婚約者が。男はヒロインの妹と結婚。ヒロインはこの男の正体を知ることになるが、、、


サスペンスに必要な要素。嫉妬。
やはり面白い😏

妹の男が、自分に惹かれる喜び。はっきり描いていないが、結局ヒロインの欲望はそこなのだろう。生まれながらの殺し屋以上に狂ってた。
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