天パーマン

田舎司祭の日記の天パーマンのレビュー・感想・評価

田舎司祭の日記(1950年製作の映画)
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宗教に疎いので神学についてはなんとも言えませんが、神に仕える者も神に対し疑いを持ったり苦悩を抱いたりするものなんだと思いました

ブレッソンは役者を使わないということでしたが、ところどころ演じてますよ感があって集中力を途切らされた

日記を介して回想しているというていで話が進められる関係で説明的すぎるところがもったいない
映像で語ることができるポテンシャルがあっただけに個人的に残念なポイントでした

自分も例に漏れませんが宗教文化がないため信仰心が前提とされたこういう作品を隅まで汲み取ることは難しいですが、人間の醜さやそれでもなんとか生きている苦悩を描いた表現は現代でも万人に通ずるテーマかと思います
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