実直な司祭が赴任した教区で、村人に猜疑心を持たれてしまい、いわれのない敵意に苛まれる。
モノローグとともに日記には詳細な苦悩や葛藤が綴られる。(イーサン・ホーク主演の「魂のゆくえ」の体裁そのまんまだ…
丁度ブレッソンを改めて鑑賞したいと思っていた時にアキ・カウリスマキの『枯れ葉』で名前が挙げられていたので鑑賞した作品。
クロード・レーデュの憂いを帯びた眼差しに惹かれた。日記朗読のナレーションの声…
小さな村に赴任した若い司祭の苦難を描いたブレッソン初期傑作。
ジョルジュ・ベルナノスの同名の小説(1936年)を原作に忠実に映画化している。
若い司祭が北フランスの村、アンブリクールに赴任する。
…
(2024.14)
田舎にやってきた新人司祭の青年は、真面目に職務をこなしていくものの、余所者である彼を村の人々は認めてくれず孤立していき、持病の胃痛の悪化も相まって青年はどんどん追い詰められていく…
このレビューはネタバレを含みます
良い田舎風景のレコードだった。
自らシネマトグラフと呼称するだけあり、視点の明確なフィルムカット、説得力のある画が続く。
多々ある長い沈黙の眼差しや間に惑わされる。
演技経験のない素人を配役したら…
『たぶん悪魔が』『湖のランスロ』を観た後だと普通の映画。テーマだったりキリスト教の思想のことは良く分からないけど、戦後ファンタジーを謳う映画が多く撮られていた時代、こんなアート寄りの映画を撮れたのは…
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