ヴァイキングの一族の王は、呪われた島を領土にすべく出兵する。

かつて王の娘の恋人も帰って来れなかった島。

そこで、謎の野獣に出会い、王は捕らえられてしまう。

王を救うため王女が独りで島に行くと・・・

ギリシャ神話として誕生し、ディズニー映画としても有名な『美女と野獣』をもとに作られた作品。

ヴァイキング時代の『美女と野獣』のストーリーを語ってます。

ヴァイキングの船団が船出をしていくパッケージで、ヴァイキングの歴史的な作品なのかな？なんて思ったのが大間違い。

王といっても、兵士は十数人でこじんまりとしている。

船団なんて出てこないし。

この映画、いくつかの理由で非常に低予算の映画だったにちがいないと思った。

1つは、映画のほとんどすべての男性がかつらか、ある種の偽の髪を身に着けていた。

もう完全にまるわかりです。

第2に、衣装がすべて雑感たっぷり。

そして武器は刀や短剣なんだけど、非常に見た目が偽物っぽい。

金属に見えるように、スプレー塗装された木製の武器のように見えました。

第3に、火があるシーン。

もうチャチなCGで全然熱くなさそう。

実際に火を点けるよりも偽の火をつける方が安かったようです。

最後に、野獣は着ぐるみ。

明らかに予算不足でお金がなかったので、代わりに面白い化粧と動物の着ぐるみを使ってる。

しかし、演技はきちんとしていて、際立っているものはいくつかあった。

演出もそれなりに良かったです。

ストーリーラインはある程度分かりやすいですし。

ファンタジーアドベンチャーのTVシリーズを見ているような感じ。

お金をかけずにかなりの努力をしたように思えます。

ジェーンマーチもそれなりに美しさを醸し出していました。

全体的に見て、良くも悪くも平均的な映画でしたね。

何気に吹き替えが、冬馬由美、藤原啓治、浪川大輔、と無駄に豪華。

ただ、エンディングだけはどうしても納得できず、いろいろとぶち壊してくれました。

しかし、『美女と野獣』の物語はいろいろとバリエーションがありますね～。

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