イチロヲ

SEX魔団 サタンの悶えのイチロヲのレビュー・感想・評価

SEX魔団 サタンの悶え(1974年製作の映画)
2.0
サタニストと接触した女性が、24時間挿れっぱなしのトランス状態に陥ってしまう。「エクソシスト」の影響下で製作された、アメリカ産の超低予算ポルノ。濡れ場では本番行為をしている。

トラッシュ映画界の巨匠レイ・デニス・ステックラーが手掛けており、日本版DVDには「エド・ウッドと並び称される」という文言が付いている。販売メーカーの「どうか、ご察しください」を許容しながら、「その時代」のヴィンテージを堪能することが大事。

基本的に「男女が小芝居を打つ→ブロウジョブorセックスする」の繰り返し。一際目を引く女優は登場せず、どこか陰りのある「如何にもなポルノ女優」しか出てこない。背徳感のあるエロ・コンテンツそのもの、といった具合。

クライマックスには、申し訳程度の悪魔祓いが登場。セックス・バトルを期待させられるが、これまたフツーに小芝居を打って終了。サイケデリック・アートの流れを汲んでいる、手書きクレジットが興味深い。
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