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鏡の中の女のappleのレビュー・感想・評価

鏡の中の女(1975年製作の映画)
3.7
『いつか実在できますように』ってとても大切だと思う。唇を合わせた時にそれが唇だと瞬間で何度でもわかる感覚、それが唇ではないなにかと怯えなくていいこと。自分が自分であるために自分以外の輪郭がはっきりしていることはとても大切。
彼女は"どんなこと"があっても、それが普通であると言い聞かせて当たり前にしてきた。きっと彼女の中の限界はとっくに超えていたんだろうな。

自殺未遂後の後半の半狂乱の演技がやばすぎて、見てるこっちまでおかしくなりそう。
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